世界遺産 「山と海の間に作られた大都市リオデジャネイロ
リオデジャネイロにある世界遺産「ヴァロンゴ埠頭の考古遺跡」。ここから奴隷たちが南米に入っていった。奴隷はコーヒー農園など肉体労働の担い手として連れて来られて来ていた。埠頭の裏手に黒人奴隷の末裔たちが住んだ。その後アフリカ音楽とヨーロッパ由来の音楽が融合して 生まれたがのサンバでそのサンバから生まれたのがボサノバ。自由に歌うサンバは人々の元気の源となっている。そんな人々のサンバ熱が高まるのがリオのカーニバルで今では世界最大の祭りの一つと言われるまでになった。
さらにリオに住む人達がサンバをベースに生んだがバサノバだった。その中心地となったのが「イパネマ海岸」。イパネマ海岸は富裕層が住むエリアでそこにはバサノバを生んだアントニオ・カルロス・ジョビンの像が設置されている。古くからあるレストラン「GOROTA de Ipanema」ででジョビンは仲間たちと集まり「イパネマの娘」を作った。バサノバ歌手のホベルト・メネスカルさんはジョビンと共にバサノバを生み出した一人。当時について新しい音楽を作っていると気がついていなかったがジョビンが「僕らが作っている音楽は今までの音楽とは違う魅力がある」と言い出し、そこからどんどん広がったという。こうした芸術の源泉になったこともリオデジャネイロが世界遺産に登録された理由の一つである。