ワールドビジネスサテライト (ニュース)
長崎幸太郎知事は農林水産省がニュージーランドでのシャインマスカットの生産認可を検討していることに対して猛反発した。小泉農水大臣は慎重に判断する姿勢を示した。シャインマスカットは農研機構が33年かけて開発した日本独自のぶどうの品種で種苗法により海外への持ち出しは禁止されている。2016年ごろ苗が中国や韓国に流出。中国のネット通販では苗が1本100円以下で販売される事態になった。損失額は年100億円以上と試算されている。小泉大臣は農水省が海外でのライセンス生産の容認を検討しているのは日本の品種であることを海外にアピールする狙いがあると説明した。シャインマスカットは病気や害虫が発生しやすく栽培には手間暇がかかる。