クローズアップ現代 衆参で過半数割れ 政治はどう動く
スタジオでは日本政治が専門の牧原出氏と政治部の小嶋記者と伝える。石破首相は過半数を目標としていたが結果は過半数を割り込んだ。続投については自民党内で賛否両論だという。牧原氏は「自公という枠では語れない、新しい日本政治の大きな転換点。3年後の参議院選挙はもっと高いハードル。今後6年~9年は自公少数派になる。特に自民党内で保守派が参政党などに流れている。大きな政治の地殻変動が起こっている」とした。
石破政権は去年衆議院で少数与党となって以降、制作テーマごとにそれぞれと合意をして国会運営を乗り切ってきた。こうした中で石破首相は「新たな政治のあり方」を目指すとしている。小嶋記者は「先の通常国会と同じやり方になると思う。ただ、参議院でも過半数を割ったので、野党側の要求がさらに高くなることも想定される」とした。牧原氏は「“準連立”という間の形の協力関係があるんじゃないか。先の国会よりも大きな枠組みで定期的に協議しながら方向を打ち出すことを考えていくと思われる」とした。