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早稲田大学ビジネススクールの長内厚教授が解説。今回の好業績はゲーム・音楽などのエンタテインメントと手堅い半導体ビジネスのおかげといえる。ソニーの強さの一つは様々な事業に分け隔てなく進む探索の力と思う。1958年に東京通信工業からソニーに社名変更したが金融機関などから「ソニー電子」など業態を表す社名であるべきとされたが創業者の1人盛田昭夫氏は「業態を社名で縛りたくない」とした。難しいのは新しいことをするだけでは効率的な経営にはならないということ、経営学では効果的な経営と効率的な経営はトレードオフの関係とされているが新しいことを行うソニーの弱さは経営効率性にあるとされていたが近年の吉田会長らは利益を出し投資をする効率的経営をうまくしたことで相乗効果で最高益を出したと分析できる。課題としては効率的な経営は非連続で新しいものが出にくい弊害がある、驚くような新しいビジネスを生み出すことができるかどうかだとした。