スマホで”応急措置”「Live119」緊迫事故…動画で適切指示

2024年7月2日放送 9:21 - 9:31 日本テレビ
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おととい、千葉市内の消防局に入ったのはバイクと車の衝突事故の通報。モニターには車体が大きくへこんだ車や、飛び散ったバイクの部品が映し出されているが、この映像は現場に偶然居合わせた通報者自身が撮影したものである。事故がバイク2台と車1台のものでけが人はバイク側のライダー2人と判明した。このやりとりに使われているのが「Live119」で電話の言葉だけでなく、通報者が送る映像で指令員が状況を把握するシステムである。消防局側は通報者の携帯電話のショートメッセージにURLを送る。クリックすると赤いマークが出るので、それをタップすることでリアルタイムで映像が共有される仕組みになっている。指令員は負傷者の様子を見ながら現場へ指示を出す。東京消防庁によると、通報してから救急車が現場に到着するまでの平均時間はおよそ10分。5年前と比べ1分以上長くなっている。先月にはこのシステムを使い、倒れた女性に救命措置を行った高校生2人に感謝状が贈られた。2人は都内の飲食店で高齢の女性が突然食べ物を詰まらせ、意識をなくしたのに気づき、このシステムを使って応急処置を行ったことで女性は意識を取り戻したという。1秒を争う心臓マッサージが必要なケースでもこのシステムが使われた。また救急以外に火災の現場でも使用され、映像を通して火災の規模や逃げ遅れなど状況を現場へ向かう消防隊員へ知らせることで素早い消火活動に生かせるという。「Live119」を開発したのは港区にある防犯や防災アプリを展開している会社・ドーンである。ただ課題として「Live119」を知らない人が8割なのが現状である。そのため使い方の説明に時間を要する場合、映像での対応を断念するケースもあるという。このあと「Live119」の正しい活用方法について解説する。


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