THE TIME, 全力TIMEライン
セブン&アイ・ホールディングスに6兆円規模の買収の提案をしているカナダのコンビニ大手クシュタールに対しセブン&アイは先週「買収に賛同できない」と返答した。これに対しクシュタール側が声明を発表「友好的な協議すら拒否したことを遺憾に感じている」として協議に応じるよう求めた。これに対しセブン&アイもコメントを発表「提案は実効性の伴う議論を行うだけの根拠・材料を提示していない」とした。その上で企業価値が十分に認識されれば「真摯な協議に応じる用意がある」としている。クシュタールは買収計画を継続する方針だがセブンアンドアイとの溝は深く今後敵対的買収に発展する可能性も残っている。日本国民の生活に欠かせないコンビニの海外企業による買収は国益を損ねる可能性もある。セブンアンドアイは法律で外資出資の規制対象となっており、国が問題があると判断した場合、投資の変更や中止の勧告を行うケースも考えられる。