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米・トランプ大統領は独裁的な政権が崩壊した中東シリアのシャラア暫定大統領を初めてホワイトハウスに招き対談した。シャラア氏はかつてイラクでアメリカと戦い、アメリカ政府からテロリストに指定されていた。公式に公開されたのは会談の写真だけで、フランス F2は歓迎ムードの演出などもなく異例の対応だったと伝えている。シャラア氏はイスラム過激派の中でのし上がり、去年アサド政権を転覆させた後はイメージの刷新を図り、5月にはサウジアラビアでトランプ大統領と初めて会談した。シャラア氏はシリア再建への支援を求め、トランプ氏は「イスラエルの安全保障を強化し、地域の平和に貢献したい」と述べている。専門家は「トランプ大統領はイランやヒズボラがシリアに再び拠点をつくるのを阻止し、シリアを改めて地域の安定化の柱にしたいと考えている」と指摘。今回の両国の接近について、トランプ大統領にはロシア最大の友好国だったシリアを取り込み、プーチン氏の力を弱めようという意図もあるようだ。
