NHKニュース7 (ニュース)
24日、ホワイトハウスでトランプ大統領はイランとイスラエルへの不満をあらわにした。イスラエルは停戦合意の発表後もイラン側の停戦違反を主張して攻撃しており、トランプ大統領はネタニヤフ首相と電話会談し、イランへの攻撃を辞めるよう求め受け入れられたとした。イラン・首都テヘランに通じる道路で渋滞が発生し市民が避難先から戻ってきていると見られている。米のABCなどのメディアでは関係者の話として攻撃では重要な設備などを破壊することは出来なかったと初期の分析結果を伝えた。これに対しトランプ大統領は被害は非常に深刻だと報道を否定した。イランのアラグチ外相は核開発を諦めない姿勢を示している。イラン議会は25日、政府に対しIAEA(国際原子力機関)への協力停止を求める方針を承認した。ネタニヤフ首相は国民へアクセルから足を離すつもりはないと伝えた。ウィトコフ中東担当特使はトランプ大統領が停戦を超える包括的な和平合意を望んでいるとしている。トランプ大統領はNATO(北大西洋条約機構)首脳会議に出席し、国防費増額の議論を行った。ルッテ事務総長はトランプ大統領が後押ししてくれたなどと語った。首脳会議は国防費3.5%、国防に関する費用1.5%、GDPに占める割合5%に引き上げで一致の見通しとなった。