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先ほど取り引きが終わったニューヨーク株式市場。ダウ平均株価は一時1100ドル以上値下がりして、終値でも890ドルの大幅な下落だった。そして、ハイテク関連の銘柄が多いナスダックの株価指数は4%下落した。この下落率は2022年9月以来の大きさ。このきっかけになったのは、アメリカのFOXニュースのインタビューに答えたトランプ大統領の発言だった。聞き手が、ことしは景気が後退すると思うか?と聞いたあと、トランプ大統領は「そういうことを予想するのは嫌いだ。大がかりな事をしているので移行期間はある」と答えた。景気が後退するかという問いに対して「予想するのは嫌いだ」と正面からは答えていない。これが「景気後退を否定しなかった(景気が悪化しても関税政策などをやる)」と投資家の間で受け止められ、先行きの懸念につながった。