NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
アメリカのトランプ大統領が自動車関税について「税率25%前後になるだろう」と発言。日本から輸出される自動車へのアメリカの関税は多くの場合、2.5%で、仮に発動されれば、大幅な引き上げとなる。アメリカに輸出される品目で自動車は金額が最も大きく、去年1年間では、輸出額全体の28.3%を占めている。アメリカへの年間の輸出台数をメーカーごとに見ると、トヨタ自動車が53万台余りと、現地の販売台数の23%を占めたほか、マツダは23万台余りで、現地の販売台数の54%に上る。ホンダ5379台。専門家は、日本車に対して25%の関税を上乗せした場合、日本のGDPが0.2%程度押し下げられると試算する。日本政府が最も警戒している、自動車への関税措置。日本政府としては、トランプ政権に対し、日本企業によるアメリカの経済や雇用への貢献を強調し、関税の引き上げを回避したい考え。