NHKニュース7 (ニュース)
ワシントン支局・西河篤俊、経済部・猪俣英俊の解説。日米首脳会談。トランプ大統領は日本製鉄によるUSスチール買収計画について反対の立場は変わらないとしている。一方、鉄鋼産業の衰退を食い止め、雇用創出につなげるには、買収が必要だという声も、労働者などの間では根強くある。このため、買収ではなく、アメリカに利益をもたらすと受け止められる投資という言葉を使って、落としどころを探っている可能性がある。現時点で日本製鉄はコメントできないとしているが、関係者の間では事態が前進したという見方も出ている。一方で、買収ではなく投資という発言の真意を測りかねている。会社は完全な形の買収でなければ、機密性の高い技術の供与は難しいとしていて、今の形のままの買収ができるかを注視している。