大下容子ワイド!スクランブル (ニュース)
就任初日から大統領令を連発しているトランプ大統領。出生地主義を見直す大統領令を巡って、国内に混乱が広がっている。トランプ大統領は「出生地主義」が不法移民の増加を助長していると問題視している。インドの「タイムズ・オブ・インディア」によると、出生地主義が見直される場合に備えて出産を急ぐために、帝王切開を希望するアメリカ在住のインド人妊婦が続出している。就任式当日にトランプ氏が出生地主義を見直す大統領令に署名すると、22の州が大統領令は違憲だとして各地の連邦地裁に提訴した。出生地主義が認められなくなれば、国籍を持たない移民の親を持つ子どもが場合によっては無国籍の状況に陥ってしまうと指摘している。ワシントン州の連邦地裁は「明らかに憲法違反」だとして全米を対象に14日間の差し止め命令を出した。新政権発足以来、大統領令に裁判所からストップがかかるのは初めて。トランプ氏はこれに対し、もちろん控訴する、驚きはないとした。
出生地主義を見直す大統領令の狙いについて。不法移民の子どもたちがアメリカの国籍を得ると、社会保障や福祉などが受け入れられ対象となり、財政がひっ迫するなど。トランプ氏は不法移民にアメリカが搾取されている状況だと考えている。移民の人は圧倒的に民主党支持者が多くトランプ氏が今後の選挙をにらんでいるということも考えられる。スタジオでは 「4年後の世界がどうなってしまうのか、不安に思うところ」「現地に行くと、アメリカは人種差別が根深いことが痛いほどわかる」との声が上がっていた。