ポツンと一軒家 岩手県のポツンと一軒家
岩手県のポツンと一軒家を訪れ、主の徳雄さんトミさん夫婦に話を聞いた。子熊が出没することもあるといい、敷地には熊除けのセンサーがあった。積雪は多いときで1メートル以上になる。村が除雪車で肉用鶏の輸送路を確保してくれている。買い物や通院は車で行っている。昔のトイレや豆腐小屋など数々の建物があり、今は物置になっている。母屋は築70年で、居間の屋根裏高は5メートルで夏も涼しい。元は3軒の集落で、25年前に1軒になった。明治の始めに博打で家を失った徳雄さんの先祖が山を開拓し稲作を始めた場所で、徳雄さんは7代目。家は米農家と食用場の畜産をしていた。徳雄さんは高校には行かず、家の畜産業を手伝い冬は関東に出稼ぎに行っていた。2人は昭和41年に結婚し、3人の子どもが生まれた。結婚後は出稼ぎに行かないように酪農を始めた。