news zero (20年目企画)
北海道・砂川市のクマハンターに1週間密着取材。取材初日、北海道猟友会の池上は市からの依頼を受けて調査しており、設置した箱わなの確認を行った。池上は2018年にヒグマを撃った際に建物に向け発射したとして銃を没収されているが、それでも住民の安全のために活動を続けている。クマの足跡などを発見し、クマ被害に遭ったリンゴ農園は今年ぐらいからまとめて被害を受けたなどと明かした。砂川市では7月8日から11月7日が発出期間としてヒグマ注意報が出ており、今年度は15頭が捕獲されこれまでの最多捕獲数の3倍となった。取材2日目、池上は出没時間に合わせて日の出のタイミングで出発し、箱わなにかかったクマを確認し、市に渡して駆除した。池上は鹿を襲った子グマを発見すると、より凶暴な親グマが隠れている可能性があり、また周囲に建物があるため発砲もできないとした。北海道立総合研究機構の釣賀は積極的な捕獲がされなくなったことで分布が回復してきているなどと解説した。駆除に対して葛藤があるという池上は駆除しなくていいなら駆除したくないのが本音であるが、地域住民の安全を願って活動しているなどと明かした。
