ザ・ノンフィクション ボクらの丁稚物語2025 16歳 夢の行方と迷い道 後編
2025年春、秋山木工に新人がやってきた。今年は2人。8年目の内藤先輩、もうすぐ丁稚奉公を卒業。5人いた同期で唯一、秋山木工に残った内藤先輩。今は様々な面で後輩たちに良い影響をもたらしている。内藤先輩の仕事ぶりはもちろん、私生活にも影響を受けている松下くん。木になる内藤先輩のマネをして淹れたてのコーヒーの美味しさを覚えた松下くん。少しずつリラックス法を学ぶ。秋山木工を去った友添くん、彼が残したるものが意外な形で松下くんを励まし続けてくれている。箸を手にするたび辞めていった同期や後輩の分までがんばろうと思う松下くん。諦めない人にだけ開かれる次の扉。家族への想いも出会いも分かれも喜びも別れも挫折もすべてを心の糧にして17歳になった丁稚はきょうも木を削る。