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アメリカのトランプ大統領は就任初日にWHO(世界保健機関)から脱退すると表明し、大統領令に署名した。アメリカが最大の資金拠出国であることから、WHOでは来年からの予算案の見直しを余儀なくされているほか、今後、途上国の感染症対策など広範囲に影響が及ぶことが懸念されている。こうした中、南米のアルゼンチンのミレイ大統領は5日、WHOから脱退を表明した。理由について大統領府の報道官は“パンデミックの際の健康管理に関する深い意見の相違と、一部の国の政治的影響からの独立性の欠如に基づくものだ”と述べた。また、地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱についても検討中だという。ミレイ大統領としては、良好な関係を築いてきたトランプ氏に追随する姿勢を示したものと見られる。