一本目 ガイドブックのたたかい

2025年5月4日放送 1:25 - 1:38 NHK総合
たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負 (たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負)

1本目は「ガイドブックのたたかい」。吉原に生まれた蔦重は、遊女などに本を貸す貸本屋を始め、やがて本屋となった。蔦重が目をつけた吉原細見は吉原のガイドブックで、大手版元の鱗形屋孫兵衛が一手に担ってきた。鱗形屋は他の店とのトラブルに見舞われ吉原細見の出版ができなくなり、蔦重は吉原を代表する出版物を売り出すチャンスと既存の細見を打ち破る戦いに挑む。蔦重版「新吉原細見 籬乃花」は二段構えになっており、通りを挟んで上下に遊女屋が並ぶようレイアウトを変えた。佐藤教授は、町の構造を知るには便利な構成と話した。二段構えにしたことで1ページの情報量が2倍になった結果、本の厚みが半分になった。鈴木教授は、紙を大幅に削減して安く小売りをすることができたと話した。蔦重は吉原に続くメインストリートに店を構えた。生まれたときから吉原にいる蔦重は吉原エリアで知られていたため、流通を独占していった。国際浮世絵学会の田辺さんは、人に聞かなくても行ける良さが細見のヒットにつながったと話した。蔦重が初めて出版した一目千本は、花の名前に加えて遊女屋と遊女の名前が入っている。遊女が実際に活けた花を特集した本と考えられている。小林教授は、上品な文化的な版元というイメージ戦略をしようとしていたことを伺わせると話した。ガイドブックのたたかいは蔦重の勝ちとなった。


キーワード
中央大学実践女子大学蔦屋重三郎吉原細見北尾重政江戸東京博物館新吉原細見鱗形屋孫兵衛一目千本

TVでた蔵 関連記事…

青楼十二時 続 寅ノ刻 (浮世絵EDO−LIFE「べらぼう」の世界 2025/5/4 5:10

オープニングトーク (たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負 2025/5/4 1:16

江戸が驚いた蔦重の傑作 (たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負 2025/5/4 1:16

二本目 浮世絵 因縁のたたかい (たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負 2025/5/4 1:16

三本目 江戸一番のたたかい (たたかう蔦屋重三郎 いざ!三本勝負 2025/5/4 1:16

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.