不謹慎と言われても 漫才で伝える北方領土

2025年7月26日放送 4:51 - 5:06 テレビ朝日
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アップダウンは一風変わった漫才をしている。漫才で戦争を扱っているが北海道出身の2人が頼まれたのは北方領土漫才。これまで無関心だった歴史。初めて真剣に向き合った。 その北方領土の漫才を依頼したのは千島連盟。若い人に関心を持ってほしいと言う願いがあるという。元島民が多く暮らす羅臼町の伊藤さんは10歳のときに国後島で暮らしていた。択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島からなる北方領土は、1945年に旧ソ連軍が侵攻され、1万7000人がふるさとをおわれた。伊藤さんは旧ソ連兵が自宅に押し入っていたことを今も鮮明に覚えている。そうした話をきいてどう漫才に落とし込むか?全てが手探り。
23歳で上京したアップダウン。3年前に事務所から独立し今は実家がある札幌から行き来し、全国をまわる。長崎で披露したのは原爆体験伝承漫才。笑いを与える舞台だがなぜこうした活動を始めたのか?高校1年の時にコンビを組んだ2人。阿部さんが竹森さんを誘い、コンビ名は札幌月寒高校の教室で生まれた。高校卒業とともに吉本興業に所属。東京の番組にすぐにレギュラー出演した。M-1グランプリでは準決勝に4回進んだ。しかし竹森さんは悩み続けていた。しかし大きな転機となった場所は鹿児島県にある知覧特攻平和会館。第2次世界対戦の末期に、旧日本軍が行った特攻作戦。戦闘機で敵の戦艦に体当たりするなどし、特攻隊員6000人が戦死した。彼らの存在、想いに触れて人生が変わった。今度は竹森さんが阿部さんを説得し特攻隊の芝居を行うように。お笑い芸人として王道を進みたいと思っていた阿部さん。当初は戦争をテーマにすることには反対だった。前例のない北方領土の漫才。元住民への取材を重ねた。中村勝さんは歯舞群島出身。話を聞いてアップダウンはどう漫才に落とし込むかを考えた。
北方領土漫才を制作を依頼した千島連盟が行ったアンケート。漫才にすることを心配する声がよせられていた。初披露まで2週間となった。


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