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衆議院選挙で公示前は与党自民・公明が過半数を上回っていたが選挙後に与党は過半数、野党立憲民主党は148議席へ国民民主党は28議席へ伸ばした。憲法では投票日から30日以内に特別国会が召集され、総理大臣指名選挙が行われるということになっている。衆議院参議院でそれぞれ記名投票がある。1回目で過半数なら総理決定するがこれまでは与党が過半数を超えていたので自民党総裁がそのまま総理になったが今回は過半数割れで決着がつかず決選投票の可能性があり場合により野党から総理指名のケースもあるという。これまでに1993年に自民党で「政治とカネ」問題が相次ぎ野党から宮沢内閣への不信任案が提出、自民党が過半数を占めるも当時自民党の小沢一郎氏などが造反し不信任案可決で衆院解散となった。5日後に小沢氏が新生党を結成し8つの党派が連立しその際の衆議院選挙で自民党過半数割れとなった。その後行われた総理大臣指名選挙で日本新党を立ち上げた細川護煕氏が指名された。8党派により非自民の連立政権が誕生し38年続いた自民党の一党支配に終止符が打たれた。新総理となった細川氏が所属の日本新党は当時35議席だったが連立により総理になった。今回の総理大臣指名選挙については政府関係者によると来月7日に国会を召集する方向で調整を進めていたが選挙結果を受け来月11日にずらす方向で調整に入っているということ。時事通信社解説員の山田氏によると今回の選挙で自民党としては総理指名を有利にするため他の党から連携をして多数派工作に時間をかけたい思惑があるのではないか、しかし日程をずらすと野党にも結束させる時間を与えるので難しい選択だということ。