世界最高峰 ボードゲーム賞で大賞 作品の魅力 受賞の背景は

2025年7月24日放送 18:20 - 18:27 NHK総合
首都圏ネットワーク (ニュース)

今月14日にドイツで行われた世界最高峰のボードゲームの賞「ドイツ年間ゲーム大賞」で、日本人のゲームデザイナー林尚志さんが制作した「ボムバスターズ」が大賞に選ばれた。日本人の受賞は初めての快挙。都内のボードゲームカフェでは受賞もあって今多く遊ばれているのが「ボムバスターズ」。「ボムバスターズ」は爆弾のコードを切断し解除する設定のボードゲーム。トランプのババ抜きのように自分のタイルの数字と他のプレイヤーのタイルの数字を揃えればコードを切断できる。それぞれがどんな数字を持っているから推理して全員で協力してミッションのクリアを目指す。ババにあたる赤いコードのタイルや異なる2つの数字を選んでしまうと爆弾が爆破し、赤いコード以外を全て選べばクリアとなる。デザインをした林尚志さんは愛知県出身の49歳。現在は横浜を拠点にボードゲームを開発している。ドイツ年間ゲーム大賞は長年の憧れだった。林さんは大学生卒業後、大手ゲーム会社のエンジニアとして働いていた。テレビゲームとは異なるリアルの良さに魅せられ休日はボードゲーム作りをしていた。11年前に鉄道をテーマにしたゲームがアメリカの賞を受賞し注目を浴び、会社を辞めてゲームデザイナーに専念することにした。これまでに作ったゲームは約70個で、毎年4~6個を制作している。林さんは、ボードゲーム会を開いていた流れがコロナでいったん消えてしまったと話した。売れ行きも落ち込んだ中で、じっくり時間をかけて開発したのがボムバスターズだった。開発中にオンラインで友人に何度もプレイしてもらいながら完成させたという。このゲームは回を重ねるごとに少しづつルールが追加されていく60以上のミッションがあるのも特徴。専門家はこうした点もゲームの面白さにつながっていると分析する。林さんは、全く何も無いところから徐々にゲームとしての姿が見えてくる工程が楽しい、大賞をとれたことは嬉しいが今後もボードゲームは続けて作っていくと話した。


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SARSコロナウイルス2ドイツ年間ゲーム大賞ボムバスターズ

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