皇室日記 (皇室日記)
6月下旬、天皇皇后両陛下は国賓としてイギリスを訪問された。エリザベス女王の国葬以来、1年9ヶ月ぶり。陛下はチャールズ国王、皇后様はカミラ王妃と同じ馬車に乗り、バッキンガム宮殿に向かわれた。天皇の初めての訪英は1971年で、98年に上皇ご夫妻が訪問された。86年、皇太子だったチャールズ国王が来日し、陛下は京都を案内されたことがある。今回、両陛下に同行し、晩餐会に出席したジュリア・ロングボトム駐日大使は陛下の未来志向のスピーチに感銘を受けたという。27日、両陛下は子ども博物館を訪い、子どもたちと交流された。最終日、陛下は2年にわたって留学していたオックスフォード大学を再訪された。皇后様も外務省時代、同大に留学されていて、今回、研究やイギリスとの親善に尽くした人に贈られる名誉博士号を授与された。
オックスフォード大学では多くの人々が両陛下を歓迎し、陛下は「私達2人の国賓としての訪問が今後の日本・イギリス両国の友好親善に貢献することを心から願っております」などと語った。