午後LIVE ニュースーン (特集)
中国電力は、きょう午後3時に松江市にある中国地方唯一の原発、島根原子力発電所2号機の原子炉を起動し、再稼働させた。島根原発2号機は、2012年1月に定期検査のため、運転を停止したあと、3年前に再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に合格した。ことし10月には、安全対策工事が完了し、先月には原子炉に核燃料を入れる作業が終わるなど、再稼働に向けて最終的な準備が進められてきた。きょうの再稼働で、今月下旬には発電を開始し、来月上旬に営業運転を再開する計画。島根原発2号機は、事故を起こした東京電力福島第一原発と同じ沸騰水型と呼ばれるタイプの原発で、東日本大震災のあと、このタイプの原発が再稼働したのは、ことし10月に再稼働した東北電力女川原発2号機に続き、2基目。また、全国で唯一、県庁所在地に立地する原発で、避難計画の対象となる30キロ圏内には、全国の原発で3番目に多いおよそ45万人が暮らし、島根県庁や松江市役所もあり、緊急時の危機管理態勢が課題となっている。