国際報道 INTERNATIONAL NEWS REPORT
日中戦争の発端となった「盧溝橋事件」から、今日で88年となる。中国・北京郊外にある「抗日戦争記念館」で行われた式典には、中国共産党で序列5位の蔡奇政治局常務委員が出席した。蔡氏は、式典の演説で「愛国主義や革命の伝統に関する教育を展開するための重要なプラットフォームになる」と述べた。中国政府は、今年を抗日戦争勝利80年と位置づけており、対日感情が厳しくなることが予想される。一方、香港では、沖縄県の尖閣諸島を中国の領土と主張する民間団体が、日本総領事館までデモ更新した。香港では、香港国家安全維持法が施行されて以降、民主化を求めるデモなどは認められていないが、この時期の日本に対する抗議活動は毎年オコン割れている。香港は、9月に中国本土と同様、大規模な式典などが行われる予定。