情報ライブ ミヤネ屋 (特集)
中村獅童さん親子と宮根誠司が対談。萬屋の未来のスター・陽喜くん(6)と夏幹くん(3)は、”中村”を背負い来月初舞台に立つ。父・獅童さんも6歳で歌舞伎界入りした。歌舞伎界の異端児と謳われ、ドラマや映画でも大人気。道のりは順風満帆ではなかった。後ろ盾なく歌舞伎の世界へ。道を切り開いてくれたのは中村勘三郎さんだったという。
歌舞伎座で中村獅童さん親子と宮根誠司が対談。歌舞伎の世界では歴史が浅い萬屋は、1971年に初代・中村錦之助(萬屋錦之介)らが播磨屋から独立する形で誕生。来月の六月大歌舞伎では中村陽喜(6)・中村夏幹(3)が初舞台に立つ。獅童の父・三喜雄さんは歌舞伎役者の家系だが獅童が生まれる前に廃業。6歳で歌舞伎の世界に飛び込むが、中高生になるにつれ役が付かなくなり、ロックバンドの活動をするなど外の世界に目移りする中で歌舞伎の道を諦めきれなかった。そんな中、ある日の稽古中に十八代目・中村勘三郎さんが獅童さんに「とってもいいよ」と言ってくれたという。そして30歳を前に、宮藤官九郎脚本の大ヒット映画「ピンポン」に主人公のライバル役で出演し話題を呼んだ。オーディションの合否待ちの間、勘三郎さんから役付き舞台の誘いがあったというが、勘三郎さんからの「やった方が良い」との言葉を受け、映画で強烈なキャラクターを好演。日本アカデミー賞、ゴールデン・アロー賞などを受賞。その後も大河ドラマ「新選組!」など数々の映画やドラマに出演した。
映画「ピンポン」への出演をきかっけに世間に認知されることになり、歌舞伎役者として座長を張れるほどに芸を磨いていった。獅童さん主演の新作歌舞伎・2015年初演「あらしのよるに」は動物だけが登場する芝居は歌舞伎座公演としては初の試みで、4歳以上の子どもが入場可能と異例の公演となった。さらにバーチャルアイドル・初音ミクと歌舞伎で共演し話題になる。一方プライベートでは2015年に沙織さんと結婚。2017年に陽喜くん、2020年に夏幹くんが誕生した。
来月の6月大歌舞伎では息子の中村陽喜くん(6)・中村夏幹くん(3)が初舞台に立つ。2人は獅童さんが出演する「超歌舞伎」を見て歌舞伎をやりたいと思ったという。獅童さんは去年11月、夏幹くんの両手小指欠損を公表した。獅童さんは「同じ境遇の人に勇気を与える人になってもらいたい」などと語った。ここで息子2人が登場、獅童さんのパパの顔を聞く。2人は「(パパは)おけいこのときはきびしい」や「宇宙を歌舞伎でする」などと話した。また陽喜くんは「新日本プロレス・DOUKI選手が大好き」などと離した。そして宮根さんが2人から見得を教えてもらった。
獅童さんは息子2人について「自分の夢を諦めることなく大きな役者になってくれたらうれしい」などと離した。陽喜くんは「将来連獅子を3人でやる」などと夢を語った。