NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
モスクワからの中継。ロシアとウクライナの直接協議が実現に向けて大きく動き出した。もともとプーチン大統領が呼びかけたもので、直前にウクライナと欧米各国から30日間の無条件の停戦を迫られたため、それをかわそうという思惑があったと思われる。またプーチン大統領に対する苛立ちを示すようになったトランプ大統領に、ロシアが停戦に後ろ向きだと思わせない狙いもある。一方で、ロシアは戦闘を優位に進めていて、停戦を急ぐ必要はない。ウクライナのNATO非加盟など、自らが求める条件で協議を進める方針。
キーウからの中継。ゼレンスキー大統領は30日間の停戦が協議の最優先の議題だとしていて、ロシアに応じるように迫るとみられる。ウクライナにはロシアが首脳会談を受け入れないからといって、直接協議を拒む選択肢はなかった。背景には速やかな和平を望むトランプ大統領の存在がある。ウクライナとしてはロシアへの圧力を強めるキッカケにしたい思惑もある。