ZIP! ?よミトく!
中高生対象のアンケートではモヤモヤ、ストレスをどのように対処するかという問いに21%、約5人に1人がAIに相談すると回答。文字・声での入力に対し自動的に応答するAI=Gemini、ChatGPT、Grokなど。「最近彼氏が冷たいんだけどどうしたらいい?」との質問にAIが示した回答が1.率直に気持ちを伝える、「最近ちょっと冷たく感じちゃって、少し心配している」こう言うと、責める感じじゃなくて、あなたの素直な気持ちが伝わるよ。2.話しを聞く姿勢を持つ、もし彼が何かに悩んでいるなら「何かあった?」って聞くだけでも気持ちが軽くなることがある。3.距離を少し置くのもアリ、毎日連絡してたなら、1日空けてみるとか。「どうしたの?」って向こうが気づくこともある。と回答。女子高生は素直に気持ちを伝えることをしたという。その結果、いまも仲良くできているという。この夏、一緒に海に行ったという男子高校生2人。クラゲに刺されたときの対処法をAIに聞いたという。水越アナは休日の過ごし方を聞き銭湯に行ったという。自治体も小中高生の相談窓口として対話型AIを使う取り組みを始めている。千葉・柏市では小中学校を対象に試験導入。教員の負担を減らしつつ生徒からも先生・家族に言えないこともAIなら簡単に言えると相談件数は10倍以上になった。兵庫・姫路市では市内の中学校を対象にLINEをつかった実証実験を開始。例えば「朝起きられなくて、学校に行きたくないんだ。」と相談すると「それは辛いよね。朝起きるのって、本当に大変なときがあるよね。無理して学校に行くのもつらいし、心の中で感じてることをまずは大事にしてあげてね。」などと返答。数学の問題を聞いたところ答えを教えるのではなく、アドバイスしてくれる。齋藤先生は「AIは倫理的にあまりおかしなことやらない。結構寄り添ってちゃんとしたことを言うようにできている」などと述べた。桜美林大学・平和博教授は「AIは医師やカウンセラーではない。ネット上の膨大なデータをもとに確率的にもっともらしい内容を回答しているだけ」と語る。相談相手としてのAIは共感していることではない。否定や反論されない安心感があるが心が不安定になっているときには不安感や妄想を増幅させてしまうリスクもある。答えが正しいとは限らないというところもふまえて使う必要がある。