五輪女子種目の参加資格 遺伝子検査で広がる波紋

2026年4月23日放送 23:30 - 23:39 NHK総合
時論公論 (時論公論)

ロサンゼルス五輪以降、女子種目への選手の参加資格は「生物学で分類される女性」に限られる。生涯で1回義務づけられる検査で女性かどうかを判断。トランスジェンダー女性、性の発達が先天的に典型と異なる選手らは出場できなくなる。女性初のIOC会長・コベントリー氏は「すべての選手が公平に参加できるべき」「参加資格は必要かつ適切」としている。24年五輪以降、ボクシングや陸上競技では既に遺伝子検査が実施されている。五輪では性別確認検査は過去にも実施されてきたが、「科学的かつ倫理的に正当化できない」と廃止されてきた経緯がある。
ロサンゼルス五輪以降、女子種目への選手の参加資格は「生物学で分類される女性」に限られる。国連人権理事会や130超の人権団体などは「生物学的な性は多元的な要因で決まる」とし、遺伝子検査だけで性別を決める方針を批判している。遺伝子検査がプライバシー侵害に当たるという指摘も。国際的な条約では遺伝子検査を医学的または医学的研究目的に限定していて、実施が適切かどうかが問われている。オリンピックの根本原則には「いかなる種類の差別も受けない」とされている。


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