人類進化の新発見! DNAに潜む「生き抜く力」

2025年4月27日放送 1:30 - 1:43 NHK総合
シリーズ人体II遺伝子 特別版 (シリーズ人体II遺伝子 特別版)

インドネシアには代々、海の上で暮らしている「バジャウ」と呼ばれる民がいる。彼らは驚異の潜水能力の持ち主で、潜れる時間は10分以上で水深は70m以上。カリフォルニア大学のラスムス・ニールセンはトレジャーDNAが彼らの脾臓を大きくしていることがわかったという。脾臓は赤血球の貯蔵庫で体中へ酸素を送り出す。バジャウの脾臓の大きさを見ると陸上生活の人と比べて1.5倍大きいことがわかった。
チリ・アンデス地方。この地域に湧き出す水には猛毒のヒ素が多く含まれていて、この地域に数千年前に暮らしていた人の多くが若くしてヒ素中毒で亡くなっていたことが分かっている。ところが、今この地域に住んでいる人々はこの水に耐性がある。体内にヒ素を解毒する力を高めるDNAがあるためで、このことからも人間が様々な環境に適応する多様性を獲得してきたことが分かる。
アイスランド大学のカーリ・ステファンソンさんは、国民の半数以上のDNAのを集め、生まれる時に両親から半分ずつのDNAをもらうだけでなく、必ず70個の新たな突然変異を授かることがわかったという。


キーワード
世界保健機関インドネシアレイキャビク(アイスランド)バジャウ族チリ大学山縣一夫アンデス(チリ)カマロネス村(チリ)

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