Nスタ NEWS そのサキ!
明日から三連休だが、日本海側では大雪が続いている。さらに東海地方にも影響が出ている。今シーズン最強寒波の影響は全国の広い範囲に及んでいる。岐阜県郡上市では積雪120センチ超を観測。道の駅白山文化の里長滝では、車にチェーンを装着しようとする男性の姿があった。男性によると、男性の車の右車線を走行していた車のタイヤが雪に取られ、蛇行したのち側面に衝突。岐阜県内では午前中だけで320件のスリップ事故が発生。この大雪のため、郡上市のスキー場では一時停電が発生し、リフトが停止。スキー客が救助される場面が見られた。山形県・肘折温泉では199センチの積雪を観測。
明日から3連休、肘折温泉では多くの観光客でにぎわうはずだったが、優心の宿 観月の柿崎邦彦社長は、この雪景色をぜひ御覧いただきたかったがキャンセルということで本当に残念に思っている、と話す。昨日は11組の予約が入っていたが10組がキャンセル。3連休もキャンセルが出ている。大雪の影響は新潟県でも。湯沢町に住む半澤隆は、重機を使う雪かきが日課になっている。向かった先は自宅から程近い一軒の空き家。去年、住人が亡くなったことで親族から依頼を受け、雪かきを行っているそうだ。放置されたままの空き家に雪が積もると、重みに耐えきれず家が倒壊するなどの事故が起きる可能性も。
雪かきに悩まされるのは富山県でも。去年元日の地震で液状化などの被害があった高岡市では、配管から漏水したとみられ、融雪装置が停止している。この大雪は都市部にも広く降り積もっている。名古屋市や京都市では今シーズン初めて1cmの積雪を観測した。雪は明日午前にかけて本州の日本海側を中心に降り続くとみられ、まだまだ警戒が必要。