ワイド!スクランブル サタデー ANN NEWS
ある老人ホームで勤務する上野さん。働き始めて9年目になるという。介護職員の重要性は高齢化の進む日本では日に日に高まっているが賃金の低さゆえ離職する人も多く、深刻な人手不足になっていると指摘する。今年の春闘の地投げ率は平均して5.37%と高水準、しかし介護事業はその収入の大部分が介護報酬に基づいた公的な保険料と税金が収入のもとで、介護報酬が上がらない限り賃上げは困難だという。介護報酬は昨年9月に上昇したが、原則3年に一度のため、物価高などへの対応は難しい。このままでは社会基盤が崩れかねないという懸念もあると上野さんは話した。
- キーワード
- 春季生活闘争