ブラタモリ 伊勢神宮への旅 第四夜
タモリらは三重・松阪を訪れた。江戸時代、松阪は豪商が集まる町だった。商社や金融業などで知られる三井グループの始まりも松阪から。江戸の日本橋の様子を描いた浮世絵には松阪の商人の店が数多く存在。松阪の商人は紀州藩領の商人だったため、江戸での商いを有利に進めることができていた。お伊勢参りをする旅人が描かれている絵ではみな柄杓を持っている。柄杓を持っていることで宿場の人々から施しをもらうことができた。この施しは宿場の人々にとって神の恩恵にあやかる行為とされた。柄杓一本勝負の旅人にとって伊勢路の中で一番期待する宿場が、豪商が集まるここ松阪だったという。