NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
備蓄米の販売が進む中で、都内の家電量販店にはお米をおいしく炊きたいというニーズが寄せられている。店では新たなコーナーを設置、2万円台~5万円台の炊飯器が並べられ、高火力や高圧力の機能によって保管期間の長いコメも上手に炊くことができると紹介している。
きのうから令和3年産の備蓄米約12万トンの申請受け付けが始まった。申請できるのは中小の小売業者の他、大手小売業者や精米設備があるコメの販売店で、消費者に対し8月までに販売することが条件。小泉農相は「午後2時時点で71事業者から約4万トンの申請があった」と明らかにした。農林水産省は令和3年産の申請が予定量に達したあと、令和2年産の10万トンを放出することにしている。随意契約の備蓄米はきのうまでに36都道府県で販売されていて、今回の追加放出で広く安定的に行き渡らせることができるかが焦点となる。一方、小泉農相は秋田県の鈴木知事と面会、コメ値下がりに向けた備蓄米放出に理解を求めた上で、農家が安心してコメ作りを続けていけるよう支援する考えを示した。