TBS NEWS (ニュース)
茨城県つくば市で農業法人を営む海老澤さん。今年のコメ買い付けに新規業者からも連絡が増加しているという。田植え前での購入問い合わせは初。東京ドーム約25個分の農地を所有し全体のうち40ヘクタールでは今まで飼料用のコメを生産していたが、今年は全ての田んぼで「主食用のコメ」を生産する方針に切り替えた。長引くコメ高騰を受け政府は、備蓄米の放出を決定したがコメ産地では増産できない事情があった。新潟県南魚沼市で魚沼産コシヒカリを作る高村さん。新潟県はコメ収穫量が全国最多で、今年の目標生産量を約56万トンに設定した。高村さんの田んぼでは多くを主食用として生産していて更に生産量を増やすには田んぼを増やす必要があるが、今年の増産は1ヘクタール分に留めた。コメ価格上昇で農家の収入は増えていないという。コメ農家の平均年齢は全国で68.9歳、高齢化と後継者不足などで、農家離れに拍車がかかっている。