Nスタ NEWS そのサキ!
政府側は消えた米は21万トンと説明。去年の米の生産量は約735万トンで、21万トンは全体の3%にすぎない。米の流通ルートは2つある。生産者からJAなどを通じて消費者に渡るルート。もう1つはJAを介さずに直接、業者が買い付けるルート。生産量から半分ずつが2つのルートに流れていく。JAを通さないルートは政府は把握しづらい。ただ、JAを通しても全てを把握しているわけではない。国が把握できているのは集荷業者ルートの一部のみだという。全体の生産量の半分のうちの大手業者の取り引き分のみ。把握できている一部から算出して消えた米は21万トンとしている。実際に消えた米は21万トン以上ではないか。宋美玄は消えてしまって誰かが値段をつり上げている状況であれば、お米は生活に直結するので、その辺を解明してほしいと話した。米の流通に詳しい小川真如は米がどこにあるかという不透明感から不安がって、米の集荷競争につながったという面もあるなどと話した。JAを通さないルートは多様化・細分化している。茨城・つくば市の夢田ファーム・海老澤信之代表はスーツの人が突然来て「米を譲って下さい」と言ってきた。合計30トンを約1200万円で現金取引したという。小池精米店・小池理雄さんは大手外食チェーンが高く大量に買い付けているという話を聞いた。感覚的には40万トン~50万トンくらいが消えているのではないかとコメント。小川真如は備蓄米の放出に関してはある程度、効果があるとみているなどと話した。