元横綱 白鵬 相撲文化に次世代へ

2026年11月5日放送 16:22 - 16:34 日本テレビ
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約200人の行列の先にいたのは第69代横綱・白鵬さん。幕内優勝45回は歴代1位。この日は奈良県の“わんぱく相撲の大会”に。現役時代からわんぱく相撲に足を運んできたという。取組後には直接アドバイスも。日本の国技・相撲は少子化やスポーツの多様化が進む中、力士の数は若貴ブームに沸いた1994年から約4割減少。このままでは日本から相撲がなくなると、白鵬さんは若い世代を育てたいと考えていた。現役だった16年前に世界の子どもたちが参加できる“白鵬杯”を立ち上げた。幼児~中学生までの男子の大会などがあり、それぞれトーナメントで戦い優勝を決める。白鵬杯は客の入場料は無料。最初の3年間は自腹を切って開催。そこまで突き動かしたのにはあるワケがあった。白鵬さんは「相撲がなければ今の自分はない。相撲への恩返し」と語った。
白鵬さんは日本の番組でモンゴルを訪れた初代・若乃花と出会い、日本の相撲に魅了された。15歳で来日。当時は身長約170cmで痩せ型。努力を重ね、初土俵からわずか6年で横綱に。相撲の素晴らしさを次世代に伝えることで恩返しをしたい。現在の白鵬杯は世界約20の国と地域、1000人を超える子ども力士が参加する大会へと成長。白鵬さんの思いに賛同した多くの企業が支えている。取組前、子どもたちに必ず伝えることが「心技体」の重要性。中でも一番大切にしているのが心。頭を下げ敬意を示すこと。技を磨くことや体を作ることに比べ、心を育てることは難しい。だからこそ、その重要性を世界の子どもたちに伝えたいという。
今大会から新たな試みも。女子も相撲を楽しみ、世界的なスポーツとして発展させたいと始めた。小学1年生の女の子は初土俵で緊張し、戦う前から涙が止まらない。白鵬さんの掛け声で試合に臨む勇気をもらった。負けても挨拶は忘れない。小学6年生、ウクライナの女の子は負けて悔しくても礼。敬意を胸に心はもう次の土俵へ。小学2年生、ハワイと日本の女の子。勝ったハワイの女の子は負けて涙が止まらない日本の子のもとへ駆け寄り健闘をたたえ合った。この大会には白鵬さんの三女・眞結羽さんも出場。この時だけは1人の父親の眼差しに変わっていた。開始早々、相手の引き技に手をついてしまい負け。
9月には長野県で開催された子ども相撲大会に呼ばれた白鵬さん。サインをもらっている小学6年生の牧野さんは実力十分、期待の星。元気よく挨拶、そして勝利。白鵬さんが伝えたい戦う相手に敬意を持つ「心」は子どもたちへ伝わっている。白鵬さんは新たな相撲の未来を見据えていた。白鵬さんは「オリンピック種目を目指す」と語った。相撲の魅力を世界に発信し、その文化が受け継がれていくことを願っている。


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