サンデースポーツ BASEBALL Camp 2025
内川さんが巨人のキャンプを取材。内川さんのソフトバンク時代のチームメートである甲斐拓也選手は「最初は疲れたが今は慣れて楽しい」などと話した。投手陣では田中将大投手が投球フォーム改造に向けて映像を繰り返し確認していた。指導していた久保康生コーチは田中投手の印象について「彼の野球センスの中から非常に良い会話をやっている」などと話した。そして新戦力の手応えを阿部慎之助監督に聞くと、甲斐選手に対しては「僕が求めたのは安心感。選手内で意見交換するのが一番大事」、田中投手に対しては「久保コーチと長い時間話したりしているみたいだし、そこは任せている。菅野が抜けて兄貴的存在がいないので二桁勝つつもりでやってほしい」と話した。また阿部監督は「個の時間を作って」と発言していた。その真意については「相手と戦うんだけど自分との戦いをするときもある。そういう意味で孤独の時間を大切にしてほしい」と話した。DeNAと戦った去年のクライマックスシリーズ・ファイナルステージで巨人は打線がつながらず日本シリーズ進出を逃した。阿部監督は短期決戦を勝ち抜けなかった理由の1つに「個の弱さ」があったと考えた。この日、内川さんはキャンプで孤独な時間を過ごしている選手を見つけた。プロ19年目・36歳の坂本勇人選手は約1時間にわたり誰とも会話を交わすことなく打ち込んでいた。