ひるおび! (ニュース)
自民党総裁選はこれまでかなりお金がかかったという。派閥の事務局長は「総裁選には大体2億円かかると言われている」と話す。自民党員100万人に対して田崎によると「自民党幹部によると、全国で10ヶ所以上で演説会をする。会場代が300〜450万円、それが10ヶ所だったらそれだけで3000〜4500万円かかる」と指摘。さらにパンフレットの郵送代で1億円、自動音声で電話をかけるオートコールに1000万円かかる。節約できるのか岩田によると「オートコールは費用対効果が低いので、やめるかもしれないが、パンフレットは知名度の低い候補者には魅力的」と指摘。前回の総裁選に出馬した候補者の支出を見ると、東京都内のホテルの会場費に約400万円、ウェブサイトの制作費に約440万円、党員名簿を党本部から入手するための総裁選挙人名簿貸与料に約390万円、合計で総裁選にかかった費用は総額4300万円。節約できるのかについて岩田は「選対本部をホテルに置くことで費用がかさむ。金がかからないように自民党本部などを活用することも」と指摘する。
総裁選に金がかかる理由について7月4日の講演会で石破茂元幹事長は「総裁選は公職じゃないので、公職選挙法の適用がない。だから金をバラまく。私はやったことはないが」と話している。1964年の自民党総裁選では、支持をとりつけるための買収工作として、ウイスキーのメーカー名や銘柄にひっかけた言葉も生まれた。例えば2陣営から金を受け取る「ニッカ」、3陣営から金を受け取る「サントリー」、各派から金を受け取る「オールドパー」という言葉も。金をかけない総裁選のルール案として選挙前の郵送や電話などを禁止するなど金をかけない総裁選のこれまでと今回の方法の比較を紹介。
立憲民主党では、枝野幸男前代表が立候補を表明した。岩田は「自民党批判を抑えて自身のビジョンを語っていた。これまで自民党が好んで使っていた『国民政党』という言葉を何度も使っていたのが印象的だった」という。