ワールドビジネスサテライト (ニュース)
セブン&アイホールディングスは先週、創業家による自社買収計画を断念。創業家は、およそ8兆円から9兆円でのMBO(自社買収)を検討していたが伊藤忠商事・岡藤正広会によると買収に必要な金融機関からの融資が想定どおりに得られなかったという。カナダのコンビニ大手クシュタールからの買収提案の対抗策が白紙に戻った今、セブン&アイの次の一手がトップの交代。セブン&アイは現在の井阪隆一社長が退任し後任に社外取締役のスティーブン・デイカス氏を起用する方向で最終調整に入った。デイカス氏は2005年、ユニクロを展開するファーストリテイリングの海外事業責任者に就任。その後、西友の経営トップに就任。2022年からセブン&アイの社外取締役に就いている。社長への就任は6日に開かれる取締役会などで正式に決定される見通しでデイカス氏など新経営陣を中心に戦略を練り直すことになる。