初めて酪農家”1万戸以下”に 「牛乳飲んで」千葉県が無料配布

2024年12月13日放送 22:05 - 22:11 テレビ朝日
報道ステーション (ニュース)

千葉・稲毛駅のそばにある商業施設に行列。千葉県などが主催した牛乳の無料配布イベント。学校給食がなく牛乳の消費が落ち込む年末年始にもっと飲んでもらおうと企画。県内には日本酪農発祥の地もあり全国有数の牛乳産地の1つ。牛乳の消費量は1990年代以降急激に減り、ほとんど回復していない状況。進む牛乳離れに生産者も危機感を抱いている。千葉県で牧場を営む西岡さんは約80頭の牛を飼育しているがえさ代の高騰に苦労。酪農家はことし初めて1万戸を下回り、6割が赤字に苦しんでいる。
酪農家がことし初めて1万戸を下回った。酪農家が減るとクリスマスに欠かせないスイーツにも影響が出る。千葉県船橋市の菓子工房アントレでは15年以上取引してきた酪農家が廃業。小麦や砂糖などの価格高騰もありロールケーキ1本の値段が100円ほど上がった。専門家は国が直接農家を支援する必要性を指摘する。清水池義治は「日本は農産物の生産コストを全て価格という形で消費者が負担。ヨーロッパは生産コストの一部を国が負担する」などとコメント。牧場を営む西岡さんは物価高の影響などで牛乳をすでに2回値上げした。


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