初出馬に動く 小泉元大臣 混戦模様“派閥なき総裁選”/「派閥力学」で防いできた自民党総裁選 激闘の歴史/“ポスト岸田”への勢力図 混戦模様“派閥なき総裁選”/どうなる?“ポスト岸田”/首位鍔模索する茂木幹事長 菅前総理と会食し意見交換/「党員・党友票」が鍵握る?自民新総裁 誕生までの道

2024年8月21日放送 12:11 - 12:38 テレビ朝日
大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル

来月12日告示、27日投開票の自民党総裁選について小泉進次郎氏が立候補する意向を周囲に伝えた。憲法改正などの政策を掲げて戦いたいと話している。菅前総理に近い二階派の一部や無派閥の中堅若手議員らが支援する見通し。
自民党の結党は1955年。総裁選はこれまで29回行われ20人の総裁が誕生。1970〜1980年代にかけては「三角大福中(三木武夫、田中角栄、大平正芳、福田赳夫、中曽根康弘)」それぞれが派閥の領袖&総理を経験。派閥による総裁選の形を変えたとされるのが小泉純一郎氏。2001年の総裁選で最大派閥を形成していた橋本龍太郎氏に対し「自民党をぶっ壊す」と発言し派閥政治からの脱却を訴えた。小泉氏が所属していた清和会はその後、最大派閥「清和政策研究所」となった。清和会出身・安倍晋三氏が総裁選を勝ち抜き長く続く安倍一強時代を形成。岸田文雄氏は岸田派、麻生派、茂木派に担がれる「三派トロイカ体制」で総裁選に勝利。自民党派閥の勢力図の現状:安倍派89人、麻生派54人、岸田派45人、茂木派44人、二階派38人、森山派8人、無所属89人。今回、派閥なき総裁選とも言われる中、それぞれの派閥、所属などを見てみると無派閥が4人いる一方で現在、派閥に所属している又は解散されるまで所属していたという方が6人いる。
茂木幹事長は昨日、菅義偉前総理大臣と東京・赤坂で約1時間半、2人きりで会食。総裁選にむけた党内情勢などについて意見交換か。自民党総裁選の仕組みについて。1回目の投票は国会議員票367票、党員党友票367票、合計734票。票の過半数を獲得すると当選となる。1回目の投票でいずれの候補も過半数に届かなかった場合、上位2人による決選投票が行われる。国会議員票367票、都道府県連票47票、合計414票。地方の影響力は弱くなり、国会議員の支持がカギを握る。今回は候補者乱立の可能性があり、票が分散することも予想され、1回目で過半数を獲得するのは難しいとみられている。
20700決選投票をめぐり、過去には逆転劇も起きた。2012年の自民党総裁選は5人(安倍晋三氏、石破茂氏、町村信孝氏、石原伸晃氏、林芳正氏)が出馬した。1回目の投票は、石破茂氏が199票(議員票34票、党員党友票165票)、安倍晋三氏が141票(議員票54票、党員党友票87票)。過半数を獲得した候補者はいなかったため、決選投票が行われた。当時の決選投票は国会議員票のみで、石破茂氏が89票、安倍晋三氏は108票となり、56年ぶりに2位が逆転勝利した。2012年の総裁選後、批判の声も上がった。民意が反映されず、地方から反発もあったという。2013年以降、決選投票に党員党友票が反映されるようになった。今回の総裁選について、時事通信社解説委員・山田惠資は「1回目投票で党員党友票を多くとった候補者に、決選投票では国会議員票が流れる可能性がある」と指摘。


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