勝手に直る!「自己治癒コンクリート」開発企業

2024年11月23日放送 23:15 - 23:21 TBS
情報7daysニュースキャスター FOCUS:

高速道路やトンネルなどあらゆるインフラで使われるコンクリート。耐用年数は50年ほどだが老朽化による崩落ニュースは毎年のように報じられ、イタリアでは築50年の高速道路の高架橋が崩壊し43人が死亡した。今年、国交省の新技術データベース NETISで最高評価を受けた技術が、生き物の力で勝手に直るコンクリート。會澤高圧コンクリートは来年90周年を迎える老舗。大橋未来取締役は、20代ながら取締役を務め会社を引っ張っている。福島RDMセンターにはコンクリート3Dプリンタで作ったベンチが置かれている。今最も情熱を注ぐコンクリートが、自己治癒コンクリート。ヒビが入ったプール施設での実験映像では約2週間後に直っていた。コンクリートの中にバクテリアが住んでいる。オランダ・デルフト工科大学が海底火山の噴火口近くでバクテリアを発見し、これに目をつけた。會澤高圧コンクリートは4年をかけコンクリートに混ぜ込むバクテリアの材料カに成功。現在、国内500か所以上の高速道路・橋げた・住宅などで使用されている。コンクリート一筋の大橋さんたちのさらなる挑戦は、蓄電機能付きコンクリート。道路上で熱を発生させて除雪できたり、EVが走りながら充電できるインフラを目指すという。


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