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ノーベル化学賞の受賞者に京都大学の北川進さんが選ばれた。北川さんが開発した多孔性金属錯体は金属イオンと有機分子が自ら規則正しく結びついてできる無数の穴を持った物質。ジャングルジムのような立体的な構造となっている。穴の大きさや性質を自在に設計することが可能。特定の分子などを取り込んで貯蔵したりすることなどもできる。有害物質の回収など、環境・エネルギーの分野での応用に期待されている。植村一広さんは1999年から京都大学大学院で北川さんの研究室に所属していた。論文が受理されなかった時は北川さんは悔しがっていたという。多孔性金属錯体の実用化に向けて動き出している企業もある。実証実験も始めているとのこと。北川さんは若い世代にもエールをおくった。