選挙サテライト2025 (選挙サテライト2025)
参院選交付日の7月3日、日本医師会では組織内候補の出陣式には多くの医療関係者の姿が。日本医師会の会員数は約18万人。自民党の有力支持団体。参院選の比例代表は、日本全国が1つの選挙区になるため、医師会のような全国に組織を張り巡らせる団体にとっては組織票を発揮する絶好の機会。その一方で、医師会に所属してなかったら知らなかったかもしれないという声も聞かれた。こうした組織の中には力が揺らいでいる団体もある。先月、沖縄で平和を祈る行進をしていた日本遺族会。戦没者の遺族で作る遺族会は長らく自民党を支えてきた。ただ会員数は最盛期の125万世帯から半減。かつては組織内候補を立てていたが、現在は3人を推薦するのみ。高齢化による組織力の衰えは隠せない。同じ悩みを抱えているのが創価学会。会員数は800万世帯を超えると言われている。創価学会員は選挙の際、友人や知人に公明党の候補者に投票するよう依頼する人もいる。こうした組織力が公明党の強力な基盤だったが、先月の都議選では36年ぶりに落選者を出した。