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中国・北京で先週開かれたダイエット商品の展示会は大盛況となっていた。中でも注目されていたのは人がすっぽり入る箱型のマシン。熱で血流を改善させカロリーを消費するというこのマシンは1台70万円以上。中国に訪れているダイエットブームの背景にあるのが肥満の増加。中国政府によると、18歳以上の国民のうち肥満と過体重の人は合計50.7%。このままだと2030年には70%に増加し、肥満による医療費が8兆5000億円を超えると予測されている。きのうから始まった中国の国会にあたる全人代でも中国・李強首相が「青少年の健康増進の普及と健康支援への介入を強化する」と述べた。ダイエットの意識が高まる中で展示会が開かれ、“すぐに痩せられる”とうたうエステマシンを体験する女性もいた。ただ、体験後の体重測定はトイレに行った後というルールのため、トイレの効果も大きそう。中国では日常生活の中で肥満を意識させる取り組みも行われている。スーパーの片隅には体重計が置かれている。国をあげた取り組みは来年まで続くという。