サン!シャイン (ニュース)
俊適応型スズメバチが大繁殖していることについて、ハチ研究の第一人者、小野正人さんが解説する。全国ハチ発生指数を見ると、東京や大阪など比較的人口が多い都市部でもハチが発生している。小野さんによると、都市に適応するハチにとっては都市の環境が非常に好都合だという。食べ物も豊富で巣を作る場所も多い。今年は特に、働き蜂が生まれるタイミングである梅雨の時期に雨が少なく、春先の気温が高かったため餌が充実していたことからハチが増えているという。都市適応型のスズメバチの代表的なものはキイロスズメバチ。比較的小型なものが多いということ。キイロスズメバチは小型だが激しい反撃をする。見つけた場合は自治体に連絡するのが良い。自治体によっては助成金の制度があったり、信頼の置ける業者を紹介したりしてくれるというメリットがある。虫除けスプレーは血を吸う昆虫には効果があるが、ハチの巣に関しては刺激を与えてしまえば働き蜂は命をかけて向かってくるため、ハチには効果はないという。都市適応型スズメバチは木の枝や生け垣、屋根裏、室外機などに巣を作る。巣を作られないための対策としては、巣を作られる前に殺虫剤をまく、見回るということが大切。