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今回の参院選では共に国民民主党と参政党の第三極が躍進した。比例得票数は国民民主党が自民党に次ぐ2位で、参政党が3位につけた。日本政治ではロッキード事件の際に結党された新自由クラブが83年に連立政権に参加して政局を左右するなど第三極と呼ばれる正統派度々存在感を見せてきたものの、多くは解党したり伸び悩むなど一過性のものとなってきた。今回の選挙では前回の参院選と比較して投票率が6ポイント以上上昇していて、JNNの出口調査では10~30代で国民民主党・参政党に投票した人が1位・2位を占める形となった。専門家は今回の第三極躍進について「かつての第三極と違って改革よりも国民生活を守ることや手取りを増やすことなどより分かりやすいものを掲げていて、SNSを通じて選挙に行ったことのない人たちからの指示を集めることに成功したのではないか」など指摘した。