日曜討論 (日曜討論)
少数与党・多党化で政治はどう変わるのか。おととい臨時国会が召集された。新たな議長などを選出するほか、野党側はガソリン税暫定税率廃止法案を共同提出。与野党6党は実務者協議を開始、“秋の臨時国会を念頭に今国会閉会後も議論していく”とされた。今後政権の行方が不透明で先が見えない状況。谷口氏は弱い連立与党が政策ごとに様々な野党と協力しながら進めていく、分極的な多党制になっていくと分析。待鳥氏も連立拡大がバランスが取れてると述べた。55年体制下における左右イデオロギー対立の時代は終わり、有権者の個々の関心に基づいた連立が組まれていくことになる。しかし連立の枠組みは有権者には選べない。はっきりしない政権になる可能性が高い。一方、経済成長、安全保障といった長期的な課題への対応については、諸富氏が政党間が協議できるフォーラムが必要と指摘した。阿部氏らは有権者に向けて、いますぐ結果が出る課題だけではなく、長期的な課題に向けて長い目で見てほしいと述べた。