news23 選挙の日、そのまえに。
ローソンでは古米だけを使った塩にぎりが新発売された。価格は127円で、新米の塩にぎりより22円安い。コメ不足により、今年5月にはスーパーでのコメ平均価格が4285円まで高騰。その後備蓄米の大量放出などで6週連続値下がりし直近では3672円となったが、以前までの2000円代には程遠い状況。一方で農家の平均年齢は69.2歳、平均所得は114.2万円と、このままでは農業を続けていくのが難しい状況。この事態をどう打開するのか。「日本農業の生産能力を高め未来永劫継承する」というビジョンを掲げている中森農産の中森代表は「コメを作るには人を作らないと」などと話す。代表は後継ぎがいない農地を借り規模を拡大していき、約330ヘクタールの農地を管理している。中森農産社員の平均年齢は30代前半で週休2日制を導入し、社員の年収1000万円を目指している。代表は「規模拡大可能な価格を農家自身でも醸成していかないといけない。政府としてもそこをターゲティングしてほしい」などと話す。担い手を増やすためには点在する農地を集約し生産コストを下げることが重要。代表が政府に求めるのは農家の所得を補填するやり方だという。街の人は「補填なく持続可能な農業がいい。農家が儲かれば1番いいのかな」などと話していた。