シューイチ Travis JapanのスタディーJAPAN
今回は野菜の価格変動の理由を学ぶ。今回は野菜ソムリエプロの資格を史上最年少の10歳で取得した緒方が助っ人として登場。訪れたのは横浜で400年続く農家で、農業を志す人がノウハウを学びに来る苅部農園。13代目の博之さんは年間100種類の野菜を栽培している。今収穫期を迎えているのが玉ねぎで、伸びているものが倒れた頃が収穫時だという。今年は天候が良く順調に生産できているため価格は平年並み。給食では大きい方が調理しやすいため、販売用と給食用で大きさを分けて作っている。収穫してすぐのものを新玉ねぎと言い、乾燥させて日持ちを良くしたものが玉ねぎと呼ばれる。玉ねぎの食べている部分は葉に該当する。2人は30分で約20kgを収穫。半年かけて育てた玉ねぎが1つ100円程度で売られる。
続いてニンジンを収穫。葉も美味しく食べられるため直売所では葉がついた状態で販売。成長過程で規格外野菜になることもあり、直売所では販売しているがスーパーなどには出回らない。ニンジンは軸の周りに甘く栄養価が高い部分があるため、軸が細い部分を選ぶのが良い。ニンジンの薄皮は出荷の時点で取れており、普段剥いている部分は外側が固くなっているだけだという。
夏に旬を迎えるのがトウモロコシ。トウモロコシは1つに2本できるが、片方に栄養を十分に与えるため下にできたトウモロコシを間引く。実の位置が全て違うため機械ではできず、人の手で行う。2人は間引き作業を手伝った。間引いたトウモロコシはヤングコーンとして販売される。トウモロコシは1本200円程度で販売。キャベツの高値が続いた理由については去年の猛暑によりキャベツの苗が育たなかった事が原因だという。こうした天候の影響で今年1月には葉物野菜が高騰した。