サン!シャイン (ニュース)
最先端技術でコメ作りに挑む農家を取材(埼玉・杉戸町)。ヤマザキライス・山崎能央代表は「今の売り上げは約2.2億円。お米をいかに安く作るかを徹底してきた」と話す。ヤマザキライスは埼玉県内で100ha以上(東京ドーム約21個分)の土地でコメを育てている農業法人。最先端の生産方法「節水型乾田直播」を取り入れている。効率よくコメを生産しコメ不足による価格高騰を解消できる可能性を秘めているという。水田で育てる場合は田おこし、代かき、苗づくり、田植えの順で行うが節水型の場合は田おこしと種まきのみ。山崎代表は「とにかくコストが下げられる。4月~6月の機械設備コストが60%削減できる。投下労働時間が70%減」と話す。管理コスト、人手不足も解消できる。デメリットは「雑草」。雑草だけ枯らす除草剤を利用するという。山崎代表は「少人数で持続的に利益を出せる体制の確立がコメの安定供給につながる」と話す。